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弁護士コラム

権利証の大きさが変わった??(弁護士 本田千尋のコラム)

不動産の所有者が変わった時に、所有権移転登記を行いますが、その際に法務局から発行される、登記済み権利証(通称、「権利証」)をご覧になったことがある方も多いと思います。(現在は、「登記済み権利証」ではなく、「登記識別情報通知書」になっているのですが、ここでは、「権利証」と言いますね。)

先日、依頼者の方から、「権利証の大きさが平成27年に登記したものと平成28年に登記したもので違うけど、大丈夫なの?」という質問を受けました。

この方に、権利証を見せてもらうと、横幅はA4サイズと同じ長さで、縦幅がA4サイズより10センチほど短くなっています。
確かに、なぜ小さくなったの?と疑問に思いますよね。

その理由は、私も分からないので、早速、知り合いの司法書士の方に教えてもらいました。

これまでは、シールを貼って「登記識別情報」を隠す方式を採っていたのですが、そのシールの糊が、年数経過により、剥がれなくなる事例が多かったようで、法務局は、この対策として、糊方式を改めたそうです。

新たに採用されたのが、「折込み方式」と言われるものです。

「折込み方式」は、A4サイズの用紙の下10センチほどを、上側に折り込むので、受け取る権利証は、従前より10センチほど小さくなったということ。

ちなみに、「折込み方式」の機械が導入された法務局から方式が変わるので、権利証の大きさが変わった日も、法務局によって少しずつ異なるようです。

大阪の法務局では、平成27年11月ころに変わったようです。

私は、新しい様式の権利証を見て、お役所が発行する書面なのにA4サイズじゃないのは、どうしてかな?と思ったのですが、折り込み部分を広げると、ちゃんとA4サイズになるのですね。疑問が見事に解消されて、すっきりした出来事でした。