アクセスマップ


弁護士コラム

「社長はつらい」(弁護士芝原明夫のコラム)

名目社長ではなく、実質社長の場合で会社を発展させる人は、大概頭のいい人である、頭がいいとは勉強が出来て有名大学を出ているということではなく、情熱・努力・決断力・先見性・実行力・優しさがあるということである。

ともすれば、ワンマンに陥りがちであるが、それだけでは会社は発展しない。部下から慕われ、部下の力を最大限引き出して、それを統一して目標に向かうことが必要となってくる。

とはいえ、社長として最後の決断は、一人でしなければならない。会社の成長期には、キャッシュフローがなくなることがあり、その時には個人資産を躊躇無く注入しなければならない。また、時には、経済状況や取引事故で倒産ということもあり、その時には社長個人も財産全てを失うこともある。

社長は必ず、次の次を見なければならない。社長の辛いところである。