「株式は重要」(弁護士芝原明夫のコラム)
会社は、投資による株式で構成される。出資した資金で会社は出発し、利益を出すことによって会社として大きくなっていく。とりあえずは、社長の「代表者印」「印鑑証明カード」が、会社として動ける最重要なものである。
しかし、最終的には、会社は株式数によって支配される。会社経営は社長によって行なわれるが、株式数によって社長(代表取締役)の首を飛ばそうと思えば飛ばすことができる。
もっとも、株主の我儘で社長の首を切ったら会社組織がガタガタになるということは、それほど多くはないが、たまに小さい会社で起こる。